腎臓病の症状と治療

腎臓病の症状を検査する方法の中に、クレアチニンを調べる検査方法がありますが、クレアチニンは、筋肉の中でアミノ酸の種類に含まれるクレアチンが、エネルギーを放出する際に生成される代謝産物となります。

健康状態に問題がない場合は、腎臓の糸球体において血液内のクレアチニンはろ過されて、尿細管における再吸収がほぼ行われずに尿の中に排泄されますが、腎臓機能に異常をきたしていますと、尿内に排泄される量が少なくなり血液内に蓄積される状態を招きます。

クレアチニンはクレアチニン値という数値によって表されますが、クレアチニン値は、腎臓機能が落ち込むに従って数値が上昇していきます。

クレアチニン検査は腎臓病は腎臓機能との繋がりが深いため、非常に重要な検査方法で、男女別の基準値は、男の人の場合はおよそ0.6〜1.1mg/dlが基準値といわれており、女の人の場合はおよそ0.4〜0.7mg/dlといわれています。

血清クレアチニン値が8.0mg/dl以上を示したような場合には、透析の導入を検討する必要性がありますが、個々の腎臓病の患者の症状などに従って対応が変わってくるという点を押さえておくと良いです。

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